気になるひふみ投信の特徴や評判とは?
今回は国内で人気の高いファンド「ひふみ投信」について見ていきます。
「ひふみ投信ってどういう投資信託を扱っているの?」
「どんな評判なのか気になる…」
マイナス金利や不景気によって銀行預金が有効な資産運用方法ではなくなった今、株式投資や不動産投資、そして投資信託が注目を浴びています。
特に投資信託はプロに運用してもらえるという点で投資初心者からも人気があり、中でも今回紹介するひふみ投信は初心者から中・上級者まで人気があります。
そこで今回は、そんなひふみ投信の特徴やメリット・デメリット、そして気になる評判について徹底解説していこうと思います。最後にはひふみ投信の始め方についても詳しく紹介していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
目次
そもそもひふみ投信とは?
ひふみ投信は2003年に設立された投資信託で、レオスキャピタルワーク株式会社が運営しています。
「全てはお客様と社会のために」を経営理念としており、リスクを抑えて守りながら運用していくという方法をとっているファンドになります。
守りながら良いリターンを目指すひふみ投信は、他のファンドと比較しても高いリターンを記録しており、2017年の運用成績でも設定来でなんと418.6%。
基準指標としているTOPIXが101.7%と比べても、400%以上のリターンを出しているので非常に良いファンドだと言えますね。
ちなみにひふみ投信には「ひふみ投信」、「ひふみプラス」、「ひふみ年金」の3種類があり、それぞれ手数料や特徴が異なりますので、見ていきましょう。
3つのひふみを比較
3種類のひふみ投信の特徴やそれぞれの手数料について見ていきましょう。
ひふみ投信
ひふみ投信とはレオスキャピタルワークスが「直接販売」をする投資信託となっています。
直接販売というのは、ひふみ投信を運営しているレオスキャピタルワークス(運営元)から直接購入する売買方法のことをいい、売り手と買い手の間に証券会社を介さないので買い付け手数料がかからないというメリットがあります。
基本的に長期的に資産運用を考えている人向けの投信なので、長期的にコツコツ運用していきたいという方に向いていると言えます。
ひふみプラス
ひふみプラスとは、銀行や証券会社といった販売会社を通じて購入する投信です。
始めるために利用する販売会社で口座開設をする必要がありますが、預貯金や株式といった金融資産を一括で管理できるというメリットがあります。
ひふみ年金
ひふみ年金というのは確定拠出年金を利用した運用方法で、購入する場合は確定拠出年金の運営管理機関から購入することになります。
ひふみ年金は運用期間中にかかる信託報酬が他の2つより安いというメリットがありますので、お得に始めたい方に向いていますね。
3つのひふみ投信の購入方法や手数料は以下のようになります。
ちなみに、3つのひふみは同じマザーファンドを通じて投資を行っていますので、投資対象や銘柄、そして運用方針は全く同じです。
ただそれぞれ手数料や購入方法が異なるので、自分に合ったタイプで始めてみてはいかがでしょうか?
組み入れ銘柄や投資対象
ひふみ投信の投資対象は国内外の上場株式です。
主に長期的な産業のトレンドから考慮し、徹底的な調査と分析をして銘柄を選出しています。そしてひふみ投信に組み入れられている銘柄は、「PER」や「PBR」が低いものが多いことも特徴の一つになっています。
※PERとは…株価収益率のことで、株価が1株あたりの利益で買われているかを示している
※PBRとは…株価純資産倍率のことで、1株あたり資産の何倍まで買われているかを示している
ちなみに去年の12月に組み入れられていた銘柄をいくつか紹介していきます。
・SGホールディングス(東証一部)
・東京センチュリー(東証一部)
・TDK(東証一部)
・共立メンテナンス(東証一部)
・クレハ(東証一部)
基本ひふみ投信は東証一部銘柄が多いですが、月によってはマザーズやジャスダック市場、アメリカのナスダック市場銘柄が入ってくることがあります。ただ現在は、アメリカ市場の株式は非常に割合が低くなっていますので、ひふみ投信は日本株が中心だと考えて頂いて良いでしょう。
ひふみ投信のメリット・デメリット
次にひふみ投信のメリット・デメリットについて見ていこうと思います。
気になるメリット
ひふみ投信は運用しない資金を現金で保有することになっており、最大で50%まで現金比率を上げることが大きな特徴です。
現金を多く持つことでのメリットは、下げ相場になったときのマイナス度合いが低くなることです。さらに、現金を多く持つことで底値圏での大量の株式を購入することができるので、上昇相場に転じたとき大きなプラスになることができます。
そして最も大きなメリットとして、ひふみ投信は他のファンドとは違い信託報酬が年率1.0584%と他と比べてかなり低く設定されているだけではなく、ファンド解約時の手数料が無料ということです。
他にもひふみ投信には独自の仕組みとして、「資産形成応援団」というものがあります。
これは5年以上ひふみ投信を保有していると信託報酬の一部を還元してくれるというもので、5年以上では0.2%。10年以上では0.4%となっており、他のファンドでは行っていないユニークなサービスとなっています。
知っておきたいデメリット
前述した通り、ひふみ投信のほとんどは日本株です。
投資対象のほとんどを日本株にしているひふみ投信は、急激な円高や北朝鮮リスク等で株価の影響を強く受ける可能性があるというデメリットがあるのです。
ただ100%すべてを日本株に投資しているわけではないですし、プロがしっかり運用してくれるのでそこまで大きなデメリットでもないかもしれません。
気になる評判や口コミ
ここでは気になるひふみ投資の評判や口コミについて見ていきます。
やはりひふみ投信に興味がある方や始めようか迷っている方は評判や口コミは特に気になるところ。そこで口コミサイトやランキングサイトに掲載されていたひふみ投信の評判を見ていきましょう。
・ひふみ投信、やっぱりいい投資信託ですよね。一番おすすめです。
・とりあえずひふみ投信買っておけってことですね(笑)
・ひふみ投信だけで充分かな
・ほかのファンドも使ってたけど、ひふみが良いなやっぱり
このようにネットでの評判は良い評価ばかりで、他のファンドを利用しているユーザーもひふみ投信が良いと評価しているようです。
一方でTwitterなどでも良い評判があるようで、
ひふみ投信を始めて2ヶ月目。評価損益は2ヶ月で76万円を超えた。パフォーマンスは+7.6%とかなり良い成績。と同時に1年間の投資含み益目標の100万を軽く超えてもう少しで年間200万円に届きそう。 pic.twitter.com/uVTnTqCm8W
— 💸💰NTKC💰💸 (@Natuki_800) 2017年10月27日
ひふみ投信って成績すごくいいんだな。After feesで直近3年間で年率20%。日本中小株にはまだまだチャンスが残っているということかな。
— アドリアン・レーヴァーキューン (@leverkuhn2) 2017年10月24日
といったTwitterもあるようです。他にもひふみ投信の設立者である藤野氏も自身のTwitterで、
金融機関が選ぶ投信運用会社で当社首位になりました。
投票をしていただいた販売パートナーの皆様に感謝申し上げるとともに、お客様サポートをさらに強化していきます。… https://t.co/DU5jFG5hq9— ふっしーです (@fu4) 2017年10月20日
と投稿しています。金融機関が選ぶ投信信用会社ランキングでも1位を取得しているそうなので、ファンドとして信用できると言えますね。
口座開設方法や登録方法とは?
最後にひふみ投信の口座開設方法や登録方法についてみていきましょう。
3つのひふみで紹介したように、ひふみ投信では種類によって購入方法が異なります。
1.レオスキャピタルワークスで口座登録をして購入
2.購入可能な証券会社や銀行でひふみプラスの購入
まず、レオスキャピタルワークスで口座登録をして購入の説明からしていきます。
①レオスキャピタルワークスのホームページにアクセスし、「口座開設のご案内」をクリックします。
②ひふみ投信の口座開設はこちらをクリックし、名前や住所、電話番号などの必須項目をすべて入力し画面下の「お申込み内容を確認」をクリックします。
③申し込み内容を印刷し「書類のダウンロードはこちら」と「返信用封筒はこちら」の両方をクリックしてください。
④総合取引口座の申し込みと封筒の印刷をするので、プリンターで印刷してください。
⑤封筒に三枚の総合取引口座申込書と身分証明書のコピーなどを封入しポストに投函して終了です。
利用するひふみのタイプにもよりますが、レオスキャピタルワークスの口座開設方法は簡単ですので、初めての方でも始めやすいと言えますね。もう一方の証券会社での口座開設は、証券会社によっても異なりますのでその証券会社の開設方法に従って始めてみましょう。
最後にひふみプラスを購入できる証券会社や銀行はかなりたくさんあるので、いくつか代表的なところを紹介しておきます。
・あかつき証券
・カブドットコム証券
・楽天証券株式会社
・松井証券株式会社
・株式会社イオン銀行
・スルガ銀行株式会社
・ソニー銀行株式会社
上記の証券会社ならひふみプラスの購入ができますので是非試してみてはいかがでしょうか?